エンジニアとして働き始めて、もう10年くらい経ちます。
転職も3回経験して、前の会社ではスマホアプリの開発をメインに、Webサイトを作ったり業務改善ツールを作ったり・・・今は上流に行き、年収にものすごく不満があるわけでもない位置でぼんやり過ごしています。
でも最近、ふとした瞬間に考えるんです。
「同じくらいのスキルのエンジニアって、いくらもらってるんだろう」 「今の年収って、自分のスキルに見合ってるのか?」 「このまま同じ会社にいて、この先年収は上がるのか?」
切羽詰まってるわけじゃない。でも「まあ悪くないし」で思考停止してる自分に、少しだけ危機感がある。
同じようなモヤモヤを感じているエンジニアに向けて、最近調べたことを正直に書いてみます。
「平均より上」は「適正」を意味しない
アプリエンジニアの平均年収は、厚生労働省の「jobtag」のデータで約550万円。年齢別だと30代中盤で約630万円。
私の年収は平均よりは上。だから「悪くない」と思ってきました。
でも「平均」って、新卒もベテランもSESも自社開発も全部ごちゃ混ぜにした数字です。 エンジニア8年目で設計から実装まで一通りできる人間の「相場」とは違う。比較対象が間違ってるのに「悪くない」と判断していた。バグを見逃してるのと同じだと思いました。
年収は「スキル」じゃなく「会社」で決まっている
転職を3回経験して実感していることがあります。エンジニアの年収は個人のスキルだけでは決まりません。
dodaの求人データだと、アプリエンジニア7年目で年収720万円の求人がある一方、同じ経験年数で500万円台もゴロゴロある。200万円以上の差がスキルではなく会社の違いで生まれている。
3回目の転職で年収が上がりましたが、やってることは基本的に同じ。変わったのは、スキルに値段をつける側(=会社)でした。
市場価値を知らないまま5年過ごすリスク
仮に自分の市場価値が今の年収より100万円高かったとします。知らずに5年働いたら、500万円の機会損失です。
逆に今の年収が市場相場どおりなら、安心して今の仕事に集中できる。
どっちに転んでも、知っておいた方がいい。知らないまま過ごすのが一番もったいない。
10年目エンジニアのキャリア、選択肢は無限にある
調べてみてわかったのは、エンジニア10年目はキャリアの分岐点だということ。大きく3つの方向性があります。
① 年収の天井を突き破る:ハイクラス転職
今のスキルのまま、より年収レンジの高い企業に移る選択肢。メガベンチャー、大手IT企業、コンサルティングファームなど。
特にアプリ開発で設計から実装まで一人でできるエンジニアは需要が高く、年収800万〜1,000万円超のオファーも現実的にあるとのこと。年収交渉の成功率が100%を謳っているエージェントもあります。
転職後の平均年収アップ額が138万円というデータも出ていて、これは社内昇給では何年かかるかわからない金額です。
この方向性が気になる方は、私が詳しく調べた記事があります。 👉 テックゴー(TechGo)は実際どう?現役エンジニアが調べてみた
② 安定×やりがいを手に入れる:社内SEへの転職
客先常駐に疲弊している人、腰を据えてひとつの事業に関わりたい人にとって、社内SE(情報システム部門)は盲点になりがちだけど魅力的な選択肢です。
DX時代の今、社内SEは「ヘルプデスク要員」ではなく、事業のIT基盤を企画・構築するポジション。年収600万〜800万円以上の求人も増えています。
ただし社内SEの求人は一般の転職サイトには出にくい。専門のエージェント経由で非公開求人にアクセスする方が効率的です。
この方向性が気になる方はこちら。 👉 社内SE転職ナビを現役エンジニア目線で解説する
③ まず全体を俯瞰する:方向性ごと相談
「まだどの方向に進むか決められない」なら、最初から方向性を絞らず、広い視野でキャリアを一緒に考えてくれるエージェントに相談するのもあり。
ハイクラスも社内SEもWeb系自社開発も含めて、自分のスキルに対してどんな選択肢があるかを俯瞰的に見せてもらえます。
この方向性が気になる方はこちら。 👉 明光キャリアパートナーズってどう?エンジニア転職で使えるか調べた
転職する気がなくても、市場価値は知っておくべき
最後に、ビズリーチやマイナビ転職などたくさん転職サイトはあるので、自分に合ったものを探しましょう。転職エージェントも一期一会なので、たくさん相談した方が視野も広がります。
そして何よりエージェントに相談する=転職しなきゃいけない、ではありません。「情報収集目的の面談」は普通に受け入れてもらえます。
私の周りでも、年に1回エージェントと話して自分の相場を確認しているエンジニアがいます。健康診断と同じ感覚で、定期的にキャリアの健康状態をチェックしておくのは合理的だと思います。
「悪くない」が本当に「適正」なのか、「もったいない」なのか。その答えは、市場を知っている人間だけが持っています。
エンジニアなら、キャリアの判断もデータに基づいてやりたいですよね。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。

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