スマートフォンを使うときに必要なSIMカードですが、大手キャリアのものだけではありません。最近では、格安SIMと呼ばれる低価格で高速なインターネットサービスを提供するSIMカードが人気を集めています。
しかし、通信キャリアには様々な種類があり、どれを選ぶか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで、この記事では、私が実際に使ったことのある6つの通信会社(au、ドコモ、UQ、povo、楽天モバイル、日本通信)を比較してみたいと思います。
比較するポイントは以下の4つです。
- 料金
- 速度(理論値は理論値なので体感をお伝えします)
- 繋がりやすさ
- MNPの特典
それでは、それぞれの各通信会社について見ていきましょう。
ちなみに現在私が使っているSIMはメイン:UQモバイル、サブ:日本通信とpovoです。
※記載されている料金はすべて税抜で、2023年7月17日時点のものです。
タイミングによって変更されている場合があるので公式HPで確認することをおすすめします。
あくまで個人的な感想を含んでいますのでご了承ください。
au
auは大手キャリアのKDDIが提供するSIMです。格安SIMではありませんが、大手キャリアとして有名で格安SIMに通信を提供を行なっています。
auの特徴は以下の通りです。
- 料金:条件に合った場合に限りますが、月額980円から利用できるプランもあり、幅広い料金設定がされています。
通常は1GBで1980円となっており、使い放題で4480円となります。(auスマートバリュー含む複数の割引があるので、料金シミュレーションをすることをおすすめします。)
データ容量は1GBからとなっています。 - 速度:十分に速いです。ただし、使い過ぎた場合は速度制限がかかるので注意が必要です。
遅くて困ることはなかったので速度は十分だと思います。 - 繋がりやすさ:au系の元回線であることもあり、全国的にエリアをカバーし、繋がりやすいです。
ただし、一部地域では電波が弱い場合もあります。特に地下や建物内などには弱い感じがしており、この後紹介するau系列のUQでも同じ場所で繋がらなくなりました。(ドコモは繋がってました。) - MNPの特典:MNP(番号ポータビリティ)で乗り換えると、キャッシュバックやAmazonギフト券などの特典があります。
私は実際に家電量販店でMNP特典でPixel6aの端末を1円で購入しました。(今は規制等で難しいようですが)
さらに、料金が日割りで計算されたので、1ヶ月分丸々の料金を支払うことなく割安で変更できました。
auひかりとセットで割引もあります。
ドコモ
ドコモは大手キャリアのNTTドコモが提供するSIMです。au同様に格安SIMではありませんが、大手キャリアとして有名で格安SIMに通信を提供を行なっています。
ドコモの特徴は以下の通りです。
- 料金:こちらもauと同様に、条件が合った場合に月額980円から利用できるプランがあります。
データ容量は、1GBまででMAX割引1980円となり、1GB~3GBとそれ以上と段階で料金が分かれています。
最近はahamoやirumoなど使い放題やギガ数で決めるプランも展開しています。 - 速度:十分に速いです。ただし、使いすぎると速度制限がかかる場合があるのでお気を付けください。
どこのエリアでも安定した速度を出しているのか、遅いといった印象はないです。 - 繋がりやすさ:ドコモの回線を利用するため、全国的に繋がりやすいです。
ソフトバンクは使ったことがなく、比較できないのですが、ドコモの繋がる安心感は一番です。 - MNPの特典:MNPで乗り換えると、キャッシュバックやdポイントなどの特典があります。機種も多様なので、欲しい端末があれば、HPや家電量販店をチェックしておきましょう。
安く使いたいならahamoもおすすめです。
UQモバイル
UQモバイルはKDDIの子会社であるUQコミュニケーションズが提供する格安SIMです。WiMAXのポケットWi-Fiを使っていた時期(iPod Touch第4世代を使って運用していた記憶)もあります。今はauのMNPからUQモバイルに変更しています。
UQモバイルの特徴は以下の通りです。
- 料金:月900円から利用できるプランがあります。データ容量は1GBから20GBまで選べます。プランによっては15GBの場合もあるので確認してから申し込みください。
- 速度:普通です。やはり、auやドコモの大手キャリアと比べるともたつく感じはあります。
こちらも使いすぎによる速度制限はありますのでご注意ください。 - 繋がりやすさ:auの回線を利用するため、全国的に繋がりやすいです。auの項目でも書いたように、地下や建物内には弱いです。
- MNPの特典:MNPで乗り換えると、キャッシュバックやUQポイントなどの特典があります。
povo
povoはKDDIグループが提供する格安SIMです。povoの特徴はなんといってもカスタマイズ「トッピング」という料金体型にあります。うまくやれば安く運用できますのでサブSIMとしておすすめです。
povoの特徴は以下の通りです。
- 料金:基本料金が0円です。何もしなければ低速の回線でも使えますが、トッピング7日間1GB390円(税込)を購入するしたり、データ使い放題24h330円(税込)を購入したり、使い方に応じて選択できます。私は旅行時にはこの2つのトッピングを使い分けてます。
- 速度:普通です。体感ですが、トッピング後の高速解禁後はUQよりも速く感じる時もあります。
- 繋がりやすさ:auの回線を利用するため、全国的に繋がりやすいです。auやUQの項目でも書いたように、地下や建物内には弱いです。
- MNPの特典:MNPで乗り換えると、データボーナスやauPAYなどの特典があります。
楽天モバイル
楽天モバイルは楽天グループが提供する格安SIMです。1GBまで0円の制度だった時期に使っていました。無料で運用できたことはメリットだったのですが、廃止されたため下記に記載している日本通信に変更しました。
楽天モバイルの特徴は以下の通りです。
- 料金:3GBまで月額980円から利用できるプランがあります。3GBか無制限かの2択なので逆に迷うことはないです。
- 速度:普通です。気になるほど遅いわけではないですが、他のSIMと比べると見劣りします。とはいえ、楽天モバイル独自エリアも都心部が多いので仕方ないかもしれません。拡大しつつあるので今後に期待です。
こちらも使い過ぎによる速度制限があるのでご注意ください。 - 繋がりやすさ:楽天モバイル独自の回線とドコモの回線を併用するため、全国的にやや繋がりやすいです。ただし、都心部以外の楽天モバイル独自エリアでは電波が弱い場合もあります。
- MNPの特典:MNPで乗り換えると、キャッシュバックや楽天ポイントなどの特典があります。
楽天モバイルの他にも光やおうちWiFiもやってます。
日本通信
日本通信は日本初のMVNO(仮想移動体通信事業者)として知られる格安SIMです。料金の安さに惹かれサブSIMとして使っています。
日本通信の特徴は以下の通りです。
- 料金:1GB月額290円から利用できるプランがあります。データ容量は1GB/10GB/20GBのプランが存在します。
私はこの安さに惹かれ、サブSIMを楽天モバイルからMNPしました。
同じ日本通信がやっているb-mobileもHTC sensation xeという端末で使っていた経緯もあり、馴染みのあるSIMです。 - 速度:普通です。安いから遅いということもないのですし、サブなので全く気にならないです。
- 繋がりやすさ:ドコモの回線を利用するため、全国的に繋がりやすいです。au系のが繋がらない時に切り替えて使えるので重宝しています。
- MNPの特典:MNPの特典らしい特典はないです。この安さを考えればなくても十分かと思います。
気を付けたいのは、180日間トッピングの購入や利用がないと停止になるのでご注意ください。
詳しくは公式HPをご確認ください。
まとめ
以上が、私が使ったことのある6つのSIMの比較です。どれもメリットとデメリットがありますので、自分の使い方や予算に合わせて選ぶことが大切です。
コスパ的には日本通信がいいかなと思ってます。
各通信会社には一長一短あるので、デュアルSIMで運用してみるとかで弱点を補うことが、快適なスマホライフに繋がります。
次はソフトバンク系のSIMに乗り換えてみたいと思っていますので、乗り換えたらまた記事にしたいです。
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