トライアンフは、2023年1月10日、新型ミドルスポーツバイク「Daytona660」を発表しました。Daytona660は、2017年に発売されたDaytona675の後継モデルにあたり、排気量を675ccから660ccにダウンサイジングし、より扱いやすく、幅広いユーザー層に受け入れられるモデルとして開発されました。2020年にはDaytona765が日本で発売されましたが、Moto2エディションなどかなりスポーツよりだったため、価格は高く手を出しにくいネックがあったので、今回のDaytona660はかなり人気になるのではないでしょうか。
以下、Daytona660の画像は公式HPから拝借しています。
Daytona660の特徴
Daytona660の特徴は、以下のとおりです。
- 新開発の660cc並列3気筒エンジンを搭載
- 軽量かつコンパクトな車体
- ライディングモードやトラクションコントロールなどの電子制御を装備
Daytona660のエンジン
Daytona660に搭載される660cc並列3気筒エンジンは、最高出力95PS、最大トルク69Nmを発生します。排気量が675に比べて15ccダウンしたものの、低回転域での扱いやすさもそのままミドルクラスSSとして楽しめる性能があります。3気筒の特性を活かしたエンジンであることは間違い無いでしょう。
Daytona660の車体
Daytona660の車体は、軽量かつコンパクトな設計が特徴です。タンクは14ℓで車体重量は201kgとDaytona675とあまり差はないと言えます。シート高はDaytona675では830mmでしたが810mmとかなり乗りやすくなっていると思われます。
画像を見比べてみましょう。
タンク形状はかなり似ています。さらにポジションは楽そうに見えます。最近流行りのマスの集中化もされているようなエンジン配置とシートの長さが見受けられます。
個人的にこれはDaytonaだと思ったのがこのカウルの先端部分です。ライトのデザインは変わったものの、先端の曲がり方が完全にDaytona675の血を引いてます。と1人でテンション上がってました。
Daytona660の電子制御
Daytona660には、ライディングモードやトラクションコントロールなどの電子制御が装備されています。ライディングモードは、街乗りに適した「ロード」モード、ワインディングやサーキット走行に適した「スポーツ」モード、雨天や滑りやすい路面での走行に適した「レイン」モードの3種類を用意されています。この辺は最近のバイクにあるような電子制御ですね。
Daytona660とDaytona675の比較
Daytona660とDaytona675の比較は、以下のとおりです。
項目 | Daytona660 | Daytona675 |
---|---|---|
排気量 | 660cc | 675cc |
最高出力 | 95PS | 128PS |
最大トルク | 69Nm | 74Nm |
車両重量 | 201kg | 200kg |
価格 | 108万5000円 | 130万円前後 |
Daytona660は、Daytona675と比べて最高出力や最大トルクも落ちていますが、十分なパワーとトルクを備えています。また、シート高が下がったことにより、SSに少し抵抗がある方でも乗りやすくなりました。
Daytona675のハイパワーと高性能を追求したモデルである一方、Daytona660は、より扱いやすく、よりリーズナブルなモデルとなって販売するスタンスに見えます。今後Daytona660Rとか出ないのか要チェックが必要です。
まとめ
Daytona660は、トライアンフの新たなミドルスポーツバイクとして登場しました。排気量をダウンサイジングしたことで、より扱いやすく、幅広いユーザー層に受け入れられるモデルとなっています。また、ライディングモードやトラクションコントロールなどの電子制御を装備することで、安全性と快適性を向上させています。価格帯もかなり抑えられているため検討の余地に入りそうです。
Daytona675の後継モデルとして、どのような評価を受けるのか注目されます。(Daytona765はちょっと特殊なので・・・)
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