最近『サンライズがなくなるかもしれない』なんて噂が飛び交う中、「まだなくならないでしょ」という自分と「乗れるうちに乗っておくべき」という自分が出現しました。寝台特急は高校生の時にトワイライトエクスプレスで大阪ー札幌を自転車を輪行しながら乗った思い出がありますが、今その列車に乗ることはできません。乗りたくても乗れないようになっていくことを考えると「乗れるうちに乗っておくべき」という判断に至り、今回の旅行を決めました。
皆さんも乗れるうちに乗っておくことをおすすめします。
ちょこちょこした動画はYouTubeのチャンネルの方で公開してるのでよかったらどうぞ!
楽しい旅行計画
旅行すると決まれば、目的やルートの策定を行いましょう。サンライズの予約や安くなるプランを考えて見た結果がこちらです。
どのサンライズに乗るか
まず、旅の目的の一つはサンライズに乗ることです。瀬戸でも出雲でもどちらでもよかったのですが、瀬戸は高松ー東京、出雲は出雲市ー東京となります。大阪を拠点としているため、出雲市へのアクセスが中々に大変と言うことでサンライズ瀬戸に決めました。また、予約状況を見ると東京発は平日でも埋まっている状況でしたが、高松発だと結構空いていました。ということで、高松発のサンライズ瀬戸のシングルツインを取ることができました。
安く高松に行くには
続いて高松へのアクセスですが、大阪から行こうとすると3つの案が出てきます。
- 新幹線+マリンライナー:約7500円:約2時間15分
- 高速バス(3列):約4000円:約3時間30分
- 南海フェリー+特急うずしお:約4500円:約6時間30分
安さと時間で考えれば高速バスが良さそうなのですが、サンライズ瀬戸の高松出発時刻が21:26発なので、余裕があります。ということで今回はバスではなく、南海フェリー+特急うずしおで高松入りすることにしました。
ルートは、南海難波→和歌山港→徳島港→徳島駅→高松です。ちなみに徳島港から徳島駅はバスです。
高松での時間潰し
サンライズ瀬戸は入線するとしても21:00ごろになるので時間が空きます。特急うずしおに乗っても15:30ぐらいに到着する見込みだったので、高松のうどん屋巡りをすることにしました。午後なので、空いてるところをピックアップしていきました。また、シャワーカードが売り切れて買えないことを想定し、瓦町の快活クラブでシャワーを浴びてから乗り込む作戦にしました。
セイコーマートのカツ丼が食べたい
セイコーマート(通称:セコマ)のカツ丼を食べたい中毒が発生したので、埼玉や千葉に展開している店舗を目指していくことにしました。それを踏まえたルートを考慮すると、JR常磐線の石岡駅から茨城空港へ向かい、茨城空港からスカイマークで神戸空港に戻るというルートが導き出されました。たす得という割引で片道7500円という安さもあります。
計画の全貌
上記をまとめると旅程はこのようになりました。
地点 | 時刻 |
---|---|
南海なんば駅 | 9:10 |
南海本線 | ↓ |
和歌山港駅 | 10:15 |
和歌山港 | 10:35 |
南海フェリー | ↓ |
徳島港 | 12:50 |
↓ | |
徳島駅 | 14:23 |
JR高徳線 | ↓ |
栗林駅 | 15:24 |
うどんタイム | ↓ |
高松駅 | 21:26 |
サンライズ瀬戸 | ↓ |
東京駅 | 7:08 |
7:32 | |
東京上野ライン | ↓ |
土浦駅 | 8:46 |
9:13 | |
常磐線 | ↓ |
石岡駅 | 9:32 |
セコマタイム | ↓ |
茨城空港 | 15:35 |
スカイマーク | ↓ |
神戸空港 | 16:50 |
そもそも寝台特急サンライズとは?
サンライズ瀬戸とサンライズ出雲は、東京と西日本を結ぶ寝台特急です。昔はブルートレインやトワイライトエクスプレス、カシオペアなど豪華なものなど数多く走っていましたが、現在は定期列車として運用されているのはこのサンライズのみです。
サンライズ瀬戸は高松ー東京、サンライズ出雲は出雲市ー東京を結んでいます。途中、岡山駅で分岐/連結します。東京から来た場合はサンライズ出雲が先発し、各方面から来た場合もサンライズ出雲連結後すぐの発車となるため、分岐/連結シーンを撮影したい方はサンライズ瀬戸に乗ると時間に余裕があります。
この列車の魅力はなんといっても、様々な座席タイプがあることです。寝台は、シングルデラックス、サンライズツイン、シングルツイン、シングル、ソロがあります。
シングルデラックスは、テレビや洗面台が付いた豪華な個室です。A寝台と表記されています。まるでホテルの一室のような快適性で机と椅子があります。また、シャワーカードを買わなくてもアメニティに付随してくることやA寝台専用のシャワールームもあり、他の個室とも格差がついています。その分座席数も少ないので予約時には10時打ちの争奪戦が繰り広げられています。
サンライズツインは、その名の通り、ツインルームの個室です。サンライズ唯一の2人用専用個室で、部屋数が一番少なくなっています。さらに、2階建て車両の下段にしかないため、上段の景色を楽しむことはできません。
シングルツインは、二段ベッドのような個室です。1人でも2人でも使うことができ、上下の両方の景色を楽しむことができる部屋です。(下段の窓は他の部屋に比べ高い位置にあります)
さらに、ギミックとして下段を座席にすることができたり、上段ベッドを収納したりなど楽しむ要素が満点の部屋です。一方、車両の端に位置する部屋になるので、走行音や人の足跡など気になる人は気になるかもしれません。今回はこちらの部屋が空いていたので予約しました。レビューは今後・・・
シングルは、一人用の小さな個室で、サンライズの中で一番多い部屋となっています。上段、下段の他に、平屋のタイプもあります。シンプルな構造のため、特別狭いということもないようです。ただし、荷物が大きいと圧迫されてしまうので注意しましょう。
ソロも、一人用の小さな個室ですが、シングルに比べ1000円ほど安くなっています。主な理由としては、シングルよりも狭いことやモーター車にあること、テーブルが無いということが挙げられます。価格差を考えるとシングルが空いているならシングルを予約する方が快適と言えるでしょう。
ノビノビ座席は、指定席扱いの床に敷いたマットレスの上で寝ることができる座席です。通路はカーテンで仕切りが簡易的にはできますが、横の人との仕切りは窓側のみとなっています。床が硬かったり、枕がないなどカーペット車らしい設備です。
また、この列車にはミニラウンジやシャワールームもあります。ミニラウンジは誰でも利用できますが、8人しか座れないほどの広さです。シャワールームは利用時にシャワーカードが必要で、330円でミニラウンジ横の販売機で購入できます。お湯は6分間出すことができ、途中で止めることも可能です。トイレや洗面台などは各車両に設置されており、安心して車内を過ごすことができます。
それでは次回は南海難波から出発です!
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