秋の風物詩といえば、紅葉ですよね。その美しさを楽しむために、山登りを計画している方も多いのではないでしょうか。
今年は急に気温が下がり、忙しい秋となっています。楽しむための心得を見直し、安全に楽しみましょう。
今回は、楽しむ心得、紅葉のベストシーズンに訪れたい山のスポットの紹介、山登り用の装備(初心者向け)の紹介をしていきます。
紅葉を見に行こうよう!なんつってw
うわ・・・イマドキそんなダジャレ誰も言いませんよ(ドン引き
山登りを楽しむ心得3つ
- 紅葉のピーク時期をチェック
- 各地域や山によって、紅葉の見頃は異なります。事前にピーク時期を調べて、最も美しい時期を逃さないようにしましょう。
- 日本では植林によってスギやマツ、ヒノキ、クスノキなど紅葉しない木が意外と多く、山に登れば紅葉が見れるわけではないです。
- 装備はしっかりと
- 山登りには適切な装備が必要です。特に秋は気温が低くなるため、暖かい服装や防風・防寒対策をしっかりと行いましょう。
- 日本は東西南北広いエリアがあるので、北は寒い、南は暖かいというイメージが強いと思います。これは平地での話ですので、この北だから寒いなどのイメージは捨てましょう。
山は標高によって大きく気温が変化するもので、100m標高が上がるたびに約0.6℃も下がります。600mクラスでも約3.6℃も下がることになります。秋の日中の20℃前後から4℃近く下がると肌寒いでは済みません。
- 安全対策を忘れずに
- 山登りは楽しい反面、危険も伴います。必ず事前の情報収集を行い、安全対策をしっかりと行いましょう。
- 「お腹すいた」「喉が渇いた」「動けなくなった」なども自己責任となります。日頃から自分がどの程度動けるかや慣れている人に装備のレクチャーをしてもらうなど、情報収集をしておきましょう。
- 「山道歩くだけでしょう?」と楽観視している人は今すぐ認識を改めましょう。相手は自然です。人間様なんて屁でもないんです。それほど山は怖いところと思って臨みましょう。
初心者向けおすすめの山
※個人的な意見でピックアップしています。
有珠山(北海道)
公式HPでは登山の仕方や注意などが掲載されているので確認してから行きましょう。
- 所在地: 北海道虻田郡洞爺湖町・壮瞥町に跨る位置に存在する。
- 標高: 733m
特徴:
- 活火山: 有珠山は北海道の代表的な活火山の一つであり、過去にも何度か噴火の記録があります。特に2000年の噴火は近年のものとしては大きなものでした。
- 観光地: 有珠山は観光地としても人気があり、山頂までロープウェイでアクセスすることができます。山頂からは洞爺湖や太平洋、近隣の山々の絶景を楽しむことができます。
- 地熱活動: 有珠山の周辺は地熱活動が活発で、多くの温泉地が点在しています。特に洞爺湖温泉は、有珠山の地熱を利用した温泉地として知られています。
アクセス:
- 車やバスで洞爺湖温泉までアクセスし、そこから有珠山ロープウェイを利用して山頂まで行くことができます。
- 新千歳空港からも高速で行くことができ、JRでも有珠駅があるのでアクセスしやすいです。
筑波山(茨城)
こちらも公式HPでコース詳細や注意点が記載されているので確認してから行きましょう。
- 所在地: 茨城県つくば市
- 標高: 877m(男体山)、871m(女体山)
特徴:
- 二つの主峰: 筑波山は、男体山と女体山の2つの主峰から成り立っています。この2つの峰は「筑波の双璧」とも称され、古くから信仰の対象となっています。
- 自然環境: 筑波山は、四季折々の美しい自然を楽しむことができる山として知られています。特に春の新緑や秋の紅葉は絶景として多くの訪問者を引きつけます。
- 歴史と信仰: 筑波山は古くからの信仰の山として知られ、山頂付近には筑波神社が鎮座しています。多くの参拝者や登山者が訪れるスポットとなっています。
アクセス:
- つくばエクスプレス「つくば駅」からバスで筑波山神社入口までアクセスできます。
- 筑波山ロープウェイを利用することで、容易に山頂付近までアクセスすることができます。
六甲山(兵庫)
神戸の夜景が見れることで有名な六甲山ですが、山登りコースとしても有名です。詳しくはこちらのビジターセンターのHPを確認ください。
- 所在地: 兵庫県神戸市
- 標高: 931m
特徴:
- 都市近郊の名山: 六甲山は、神戸市の北に位置し、都市部からのアクセスが非常に良い都市近郊の山として知られています。
- 四季折々の風景: 春の新緑、夏の涼しさ、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の風景を楽しむことができます。
- 六甲山系: 六甲山は、六甲山系の最高峰であり、多くのハイキングコースや自然散策路が整備されています。
アクセス:
- JRや阪急、阪神などの神戸市内の駅から、バスで六甲ケーブル下駅までアクセス可能。
- 六甲ケーブルカーを利用することで、容易に山上までアクセスすることができます。
ロープウェイなどで片道だけという楽しみ方もできていいですね!
おすすめ装備
山登りの装備を扱うブランドはたくさんあります。有名どころだと、mont-bell(モンベル)、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)、MAMMUT(マムート)、finetrack(ファイントラック)などなどどれにすればいいか迷いますよね。個人的には好きなものを選べばいいと思っています。というのも、買っても愛着がないと使わないからです。なので、ロゴが可愛い、デザインが好きとかキッカケは何でもいいので気に入ったものを買うのが一番だと思います。
私はサロモンが好きなので商品を参考にリンク貼っておきます。サロモンはウィンタースポーツでも有名なメーカーです。
1. 山登り用の靴
- 耐久性と保護性: 山の地形や岩、枝などの障害物から足を保護するため、頑丈な素材と強固な構造が採用されています。
- グリップ力: 滑りやすい地形や湿った表面での滑りを防ぐため、ソールは深い溝や特殊なパターンが施され、高いグリップ力を持っています。
- 通気性と防水性: 活動中の発汗や雨、水場を考慮し、通気性を保ちつつ、防水性を持つ素材や構造が採用されています。
- アンクルサポート: 足首をしっかりとサポートし、捻挫などのリスクを低減するための高いカフやパッドが組み込まれています。
- クッショニング: 長時間の歩行や下山時の衝撃を緩和するため、中敷やソールにクッション材が使用されています。
2. バックパック
- 耐久性: 山の厳しい環境に耐えるため、強度のある素材や頑丈な縫製技術が採用されています。
- 容量と収納性: 山登りに必要な装備、食料、水などを収納できるように、適切な容量と多機能ポケットが設計されています。
- 背面通気性: 活動中の発汗を考慮し、背中の蒸れを減少させるためのメッシュ構造や通気チャンネルが組み込まれています。
- 調整可能なストラップ: 荷物の重さや体の動きに合わせて、肩や腰のストラップの長さや位置を調整できる機能があります。
- 防水性・撥水性: 山中の突然の雨や水場との接触を考慮し、素材やデザインが防水・撥水性を持つようになっています。
3. 防水・透湿性のアウター
- 防水性: 高度な防水技術や素材が使用されており、激しい雨や雪からも身体をしっかりと守ることができます。シーム部分にはシームテープが施されていることが多い。
- 透湿性: 体からの発汗を外に放出する能力があり、内部の湿気を排出することで、快適な状態を保つことができます。
- 耐久性: 山の厳しい環境や摩擦に耐えるため、強度のある素材や頑丈な縫製技術が採用されています。
- 軽量性: 長時間の移動や活動を考慮し、軽量な素材やデザインが採用されていることが多い。これにより、荷物の重量を軽減し、移動の負担を減らすことができます。
- 調整可能なデザイン: 風や雪を防ぐための調整可能なフード、袖口、裾などの機能が付いていることが多い。また、通気性を高めるためのベンチレーション(通気口)が設けられている場合もあります。
4. トレッキングポール
- 調整可能な長さ: 多くのトレッキングポールは、使用者の身長や地形に合わせて長さを調整できる機能があります。これにより、上り坂や下り坂などの異なる状況で最適なサポートを提供します。
- 耐久性と軽量性: トレッキングポールは、強度と軽さを兼ね備えた素材(例:アルミニウムやカーボンファイバー)で作られています。これにより、頑丈さを保ちつつ、持ち運びや使用時の負担を軽減します。
- エルゴノミックなグリップ: 手にフィットするように設計されたグリップが付いており、長時間の使用でも快適に持ち続けることができます。また、滑り止めの素材やストラップが付いていることが多い。
- 衝撃吸収機能: 一部の高品質なトレッキングポールには、地面への衝撃を吸収する機能が組み込まれています。これにより、関節への負担を軽減し、快適な歩行をサポートします。
- 交換可能な先端: 硬い地面や雪の地形に応じて、ポールの先端部分を交換できるモデルもあります。これにより、さまざまな状況でのグリップ力や安定性を向上させることができます。
5. 帽子
- UV保護: 山登り時には直射日光が強くなることが多いため、UVカット機能を持つ帽子は、紫外線から頭部や顔を守るのに役立ちます。
- 通気性: 活動的な山登りやトレッキングでは汗をかくことが多いため、通気性の良い素材やメッシュの部分を持つ帽子は、頭部を涼しく保ちながら湿気を放出するのに有効です。
- 広いつば: 強い日差しから目や顔を守るため、広いつばを持つ帽子は特に有効です。また、雨の際にも顔を濡れから守る効果があります。
- 調整可能なストラップ: 風の強い場所や急な斜面での活動時に帽子が飛ばされるのを防ぐため、調整可能なチンストラップや後頭部の調節バンドを持つ帽子が推奨されます。
- 軽量性: 長時間の使用や持ち運びを考慮して、軽量な素材で作られた帽子は、山登り時の負担を軽減します。
6. サングラス
- UV保護: 高地や雪山では紫外線が強くなるため、100%のUV保護を提供するレンズは、目を紫外線から守るのに不可欠です。
- 偏光レンズ: 水面や雪の反射を減少させるための偏光レンズは、眩しさを軽減し、視界をクリアに保つのに役立ちます。
- サイドシールド: 強い日差しや風、飛散する砂や埃から目を守るため、サイドシールドやラップアラウンドデザインのフレームが推奨されます。
- 調整可能なノーズパッド: 顔の形やサイズに合わせて調整できるノーズパッドは、快適なフィット感を提供し、活動中のズレを防ぎます。
- 耐衝撃性: 山登り中の事故や落下によるダメージからレンズを守るため、耐衝撃性のある素材(例: ポリカーボネート)で作られたレンズが望ましい。
7. 手袋
- 防水・透湿性: 山の天候は変わりやすく、雨や雪に遭遇する可能性があります。防水性を持ちながらも透湿性がある手袋は、手を乾燥させながら湿気を放出するのに役立ちます。
- 断熱性: 高山や冬の山登りでは気温が低くなるため、高い断熱性を持つ手袋は、手を暖かく保つのに必要です。
- 耐摩耗性: 山登り中に岩や器具を扱うことが多いため、指先や掌部分に強化された素材やパッドが付いている手袋は、摩耗や損傷から手を守ります。
- フィット感: 手の動きを妨げないように、しっかりと手にフィットするデザインや調整可能なストラップが付いている手袋は、快適な操作性を提供します。
- タッチスクリーン対応: GPSやスマートフォンを使用する際に手袋を脱がずに操作できる、タッチスクリーン対応の指先がある手袋は、便利です。
全部揃えるとざっと10万円ぐらいしますね。やはり、いいものはそれなりにするので・・・快適性も全く変わってきます。
このように準備するものは多いですが、山によっては全く不要なものもあるので、公式サイトや行ったことのある経験者に一度相談してみましょう。
あとはゼリー系の非常食があると万が一の時でも安心です。
まとめ
急に秋が来て慌ただしく季節が変わっていますが、まだまだ秋は残っています。秋にしかできないことや風景を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
しっかり運動してしっかり美味しいもの食べて秋を満喫しましょう!!
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